【1月18日 AFP】台湾南部の九鵬(Chiupeng)基地で18日、大規模なミサイル発射訓練が実施された。馬英九(Ma Ying-jeou)総統も視察に訪れたが、ミサイル19発のうち5発が標的に命中せず、失敗の目立つ結果に終わった。

 空軍幹部が「予測の範囲内だが、改良の余地はもちろんある」と述べた一方、馬総統は「非常に不満だ」と語り、失敗の原因究明とともに軍の訓練を増やす必要があると述べた。

 今回の訓練は、馬総統が政権についた2008年以降では報道陣に対して最もオープンにされた。最近明るみに出た中国初のステルス戦闘機「殲20(J20)」に対する防衛能力を国民に示す狙いがあったとみられる。

 また、18日は中国の胡錦濤(Hu Jintao)国家主席が訪米に出発する日でもあった。胡主席は米国と台湾問題についても協議するとみられている。(c)AFP

【動画】台湾がミサイル発射訓練(YouTube/AFPBB News公式チャンネル)