【1月14日 AFP】(一部更新、写真追加)ブラジル南東部リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)州を襲った大雨による土砂崩れや洪水での死者は、14日までに506人に達した。

 12日早朝、リオ北方の山岳地帯では、数時間で1か月分に相当する雨量の豪雨があり、大規模な土砂崩れが発生。土砂は山村や近郊の街に流れ込み、家屋や道路、橋などを破壊したほか、電話や電力供給も遮断された。

 地元当局やメディア報道によると、最悪の被害が出ているノバ・フリブルゴ(Nova Friburgo)、テレゾポリス(Teresopolis)、ペトロポリス(Petropolis)での死者数は442人に達した。

 ジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領は、ヘリコプターで泥水に飲み込まれたノバ・フリブルゴを上空から視察、迅速に行動を起こすと約束した。ノバ・フリブルゴでは、201人の死亡が確認されている。

 陸路が遮断された山岳地帯の村々にも、徐々に救援ヘリが到着しており、今後、状況が確認されるにつれて犠牲者の数はさらに増えると予想される。(c)AFP/Vanderlei Almeida