【12月31日 AFP】米国の入国・税関取締局(Imigration and Customs EnforcementICE)は27日、コカインを復活祭で使われる飾り卵「イースター・エッグ」に隠して米国に持ち込もうとしたフロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)の男を逮捕したと発表した。

 ICEによるとロサンゼルス国際空港(Los Angeles International Airport)で23日夜、捜査員がイースター・エッグなどからコカイン6キログラム、10万ドル(約810万円)相当を発見し、エステバン・ガルテス(Esteban Galtes)容疑者(23)を逮捕した。

 ガルテス容疑者は、コロンビアへの1週間の旅行から帰国したところだった。所持していた2個のイースター・エッグは子どもたちのために買ったと説明していた。ガルテス容疑者は手荷物にもコカインを隠していた。

 ガルテス容疑者は27日に連邦裁判所に出廷した。麻薬密輸の罪で有罪になれば、最高で終身刑の判決を受ける可能性がある。

 米ロサンゼルス(Los Angeles)のICE捜査員は「麻薬密輸者たちは密輸品の新しい隠し方はないかと常に知恵を絞っている」と語る。「しかしイースター・エッグというのは珍しい。クリスマスの2日前にイースター・エッグの中を調べられるなんて思ってもいなかったんだろう」(c)AFP