【12月22日 AFP】フランス南部ドローム(Drome)県で20日、地元で若い農業者の団体のトップを務める男性(32)が隣町の男性(43)を射殺して逮捕された。逮捕された男性は、射殺された男性はトリュフ泥棒だと主張している。

 32歳の男性は猟銃を手に自身の農地で待ち伏せし、現れた男性を猟銃で2度撃った。射殺されたのは隣のグリニャン(Grignan)に住む2児の父親で窃盗の前科があった。町の消防団でボランティアもしている32歳の男性は、最近はトリュフ泥棒の被害を受けていなかったという。

 グリニャンの町長はAFPの取材に対し、付近では最近トリュフ泥棒が増えており、みな非常に怒っていると話した。栽培農家を守らねばならないと述べる一方で、「撃ち殺すのは容認できる行為ではない」と語った。

 高級食材のトリュフは、クリスマスの時期は価格が上がり、1個あたり1000ユーロ(約11万円)の値がつくこともある。(c)AFP