【12月13日 AFP】ロシア第2の都市サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)とフィンランドの首都ヘルシンキ(Helsinki)を結ぶ新型高速鉄道「アレグロ(Allegro)」の運行が12日から始まり、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露首相とタルヤ・ハロネン(Tarja Halonen)フィンランド大統領が1番列車に乗って開通を祝った。

 この新型高速列車は、サンクトペテルブルク・ヘルシンキ間(約450キロ)の移動時間をこれまでより2時間短縮し、両都市を3時間半で結ぶ。サンクトペテルブルクで軍楽隊の出迎えを受けたプーチン首相は、「とても速くて、おしゃべりをする間もなかった」と記者団に冗談を飛ばした。

 ロシアの高速列車としては、サンクトペテルブルク・モスクワ間を結ぶ路線に次ぐ2本目。主催が決まった2018年W杯では、会場予定地の13都市を結ぶ距離は、最も離れた都市間で3000キロにもなる。プーチン首相はロシア通信(RIA Novosti)に対し、「W杯開催都市の間に高速鉄道を作る計画を立てている」と述べた。(c)AFP