【11月30日 AFP】映画『裸の銃(ガン)を持つ男(Naked Gun)』などへの出演で知られるコメディー俳優のレスリー・ニールセン(Leslie Nielsen)さんが28日、肺炎のため米フロリダ(Florida)州フォートローダーデール(Fort Lauderdale)の病院で死去した。84歳。米芸能情報サイトTMZが同日、伝えた。

 甥のダグ・ニールセン(Doug Nielsen)さんがカナダのラジオ局CJOBに語ったところによれば、レスリーさんは友人や妻に見守られ眠るように息を引き取ったという。

 カナダ生まれのレスリーさんは、トロント(Toronto)とニューヨーク(New York)で演技を学び、1950年代には生放送のテレビ番組に登場するようになった。独特な声を活かしてドキュメンタリーやコマーシャルのナレーターも務めた。

 この頃から脇役で映画にも出演していたが、食中毒の発生した機内に居合わせた愚かな医師を演じた1980年の『フライングハイ(Airplane)』をきっかけに、コメディー俳優として人気を集めるようになる。

「裸の銃(ガン)を持つ男」シリーズでその人気は不動のものとなり、最近では2003年の『最‘狂’絶叫計画(Scary Movie 3)』や『最終絶叫計画4(Scary Movie 4)』などにも出演していた。(c)AFP