【11月29日 AFP】米オレゴン(Oregon)州コーバリス(Corvallis)で28日未明、モスク(イスラム教礼拝所)で放火とみられる火災が発生した。一室が全焼したものの火はすぐに鎮火され、負傷者はなかった。

 このモスクは、前週26日に同州ポートランド(Portland)で起きた自動車爆弾未遂事件で逮捕された19歳の少年が通っていたモスクだという。警察は米連邦捜査局(FBI)と協力して捜査を進めている。

■ツリー点灯式狙う

 26日の爆弾未遂事件で逮捕されたモハメド・オスマン・モハムド(Mohamed Osman Mohamud)容疑者(19)は、ポートランド市内の広場でのクリスマスツリー点灯式を狙い、自動車爆弾を遠隔操作で爆発させようと計画、実行したとされる。

 しかし、モハムド容疑者が用意した爆弾はおとり捜査中のFBI捜査官が渡した偽物で、同容疑者は現場で逮捕された。

■おとり捜査で逮捕

 供述書によると、モハムド容疑者はソマリア出身。2009年末にパキスタン北西部と電子メールで連絡を取り合い、パキスタンに行ってジハード(聖戦)に参加することを相談していたという。

 FBIはことし6月におとり捜査を開始し、パキスタンの連絡相手の協力者だと名乗ってモハムド容疑者に接触、7月に捜査官の1人がポートランドで直接モハムド容疑者と会った。同容疑者は、15歳のころから異教徒を相手にした聖戦を考えるようになったと語り、同市のツリー点灯式を爆破する計画を提案したという。

 FBI捜査官は点灯式に多くの子どもが参加することを繰り返し警告したが、モハムド容疑者は「地元で家族とクリスマスの訪れを祝っている最中に大勢の人々が攻撃を受けるのを期待している」と答えたとされる。(c)AFP/Michael Thurston