ウィリアム王子が挙式するウェストミンスター寺院とは
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【11月25日 AFP】英ウィリアム王子(Prince William、28)とケイト・ミドルトン(Kate Middleton)さん(28)の結婚式が来年4月に挙げられることが決まったロンドンのウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)は、英王室にとって古くは13世紀にさかのぼるゆかりの深い寺院だ。
ロンドン中心部の国会議事堂の隣に建つゴシック式教会、ウェストミンスター寺院は1245年、イングランド王・ヘンリー3世(King Henry III)の命令で再建された。
ここで初めて戴冠式を行った英国君主は征服王ウィリアム(William the Conqueror)で、1066年のことだった。エリザベス女王(Queen Elizabeth)も1953年にここで戴冠式を行った。
ウィリアム王子にとっては、特別な想いがよみがえる場所でもある。1997年、交通事故のためパリで亡くなった母、ダイアナ元妃(Princess Diana)の棺の後を歩いたとき、王子はまだあどけなさが残る10代だった。
結婚式会場を選ぶ際、ウィリアム王子は、両親であるチャールズ皇太子(Prince Charles)と故ダイアナ元妃が1981年に挙式したセントポール寺院(St Pauls Cathedral)を退けた。選んだのは、1947年のエリザベス女王とフィリップ殿下(Prince Philip)を筆頭に、女王の両親である1923年のアルバート王子(後のジョージ6世)と後のエリザベス皇太后など、多くのロイヤルカップルが式を挙げたウェストミンスター寺院だった。
ただし最近ここで挙式したカップルは、エリザベス女王の妹である故マーガレット王女(Princess Margaret)、その子どものアン王女(Princess Anne)、アンドリュー王子(Prince Andrew)と、いずれも離婚に至っている。
寺院の正式名称はCollegiate Church of St Peter, Westminster。英国国教会以外のいかなる教会の管轄権も及ばない英王室直轄の教会である。こうした王室との特別なつながりをもちながらも、一般も参加できる通常の礼拝も行われている。(c)AFP/Olga Nedbayeva
ロンドン中心部の国会議事堂の隣に建つゴシック式教会、ウェストミンスター寺院は1245年、イングランド王・ヘンリー3世(King Henry III)の命令で再建された。
ここで初めて戴冠式を行った英国君主は征服王ウィリアム(William the Conqueror)で、1066年のことだった。エリザベス女王(Queen Elizabeth)も1953年にここで戴冠式を行った。
ウィリアム王子にとっては、特別な想いがよみがえる場所でもある。1997年、交通事故のためパリで亡くなった母、ダイアナ元妃(Princess Diana)の棺の後を歩いたとき、王子はまだあどけなさが残る10代だった。
結婚式会場を選ぶ際、ウィリアム王子は、両親であるチャールズ皇太子(Prince Charles)と故ダイアナ元妃が1981年に挙式したセントポール寺院(St Pauls Cathedral)を退けた。選んだのは、1947年のエリザベス女王とフィリップ殿下(Prince Philip)を筆頭に、女王の両親である1923年のアルバート王子(後のジョージ6世)と後のエリザベス皇太后など、多くのロイヤルカップルが式を挙げたウェストミンスター寺院だった。
ただし最近ここで挙式したカップルは、エリザベス女王の妹である故マーガレット王女(Princess Margaret)、その子どものアン王女(Princess Anne)、アンドリュー王子(Prince Andrew)と、いずれも離婚に至っている。
寺院の正式名称はCollegiate Church of St Peter, Westminster。英国国教会以外のいかなる教会の管轄権も及ばない英王室直轄の教会である。こうした王室との特別なつながりをもちながらも、一般も参加できる通常の礼拝も行われている。(c)AFP/Olga Nedbayeva