【11月24日 AFP】米ニューヨーク大学(New York University)芸術学部のワファ・ビラル(Wafaa Bilal)准教授は23日、自身が「三つ目」であることを明らかにした。後頭部に「第三の目」があるのだという。

 この「第三の目」、実は後頭部に埋め込まれた小型カメラのことだ。産油国カタールにある現代美術館「Mathaf the Arab Museum of Modern Art」から委託された美術プロジェクトの一環で、後頭部のカメラが撮影した写真を、インスタレーション(現代美術における表現方法の1つ)として同美術館で展示する。タイトルは「The 3rd I(第三の自分・目)」。

 現代美術家としても著名なイラク出身のビラル氏は、このインスタレーションを「わたし自身の美術言語で、さまざまな概念の一片を表現するユニークな試み」と表現。これによって社会、景観、政治、技術の分野や芸術面での疑問などを提起するきっかけになればと期待している。

 公開された写真によると、埋め込まれるカメラは大きさ、形状ともに男性用腕時計に似ている。その仕組みや埋め込む方法、後頭部のカメラの操作法などの詳細は不明。ビラル氏によると、カタールで展覧会が開幕する12月15日に詳細が公表されるという。

 ビラル氏は「カメラを後頭部に埋め込んだあとも、これまでと同じ生活を続ける予定だが、インタビューを受けるまでには、しばらく時間がほしい」と話している。(c)AFP