【11月22日 AFP】米空港で新たに導入された強化された身体検査方法に対しプライバシー侵害だとの懸念が乗客の間に広がっていることについて、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は21日、「受けないでよいのなら、わたしも受けたくない」と発言した。

 米CBSテレビの報道番組「フェース・ザ・ネーション(Face the Nation)」に出演したクリントン長官は、「たとえば下着の中に隠すといった常軌を逸したやり口など、(テロリストが)爆発物を隠す方法はどんどん独創的になっている」と述べ、新しい検査体制の導入を擁護。「リスクをどう計算すべきかを、常に自問し続けなければならない。リスクを過剰に見積もったり過小評価したり、正確に計算できていないときもあるのだから」と語った。

 さらに、「それが非常に困難であることは理解するし、(身体検査を)受ける人たちが侮辱的だと感じるだろうことも理解する。検査対象を限定する方策があるなら当然検討する」と述べた。

 一方で、そのような身体検査を受け入れられるかとの質問には、「いいえ、しないでよいのなら受けたくない。誰もがそうでしょう?」と答えた。

 米国では、航空機を狙った爆破未遂事件が相次いだことを受けてこのほど、全身スキャナーの導入など空港での身体検査方針が強化された。前年12月25日に発生した米ノースウエスト(Northwest Airlines)機爆破未遂事件では、容疑者は下着の中に爆発物を隠し持って搭乗したとされている。(c)AFP

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