【11月21日 AFP】ポルトガル・リスボン(Lisbon)で行われた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は20日、アフガニスタンに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)からアフガニスタン政府への治安維持権限移譲を2011年に開始し、2014年末までにISAFが担う役割を、訓練など支援的なものにすることで合意した。

 ただし米国は「今後も厳しい戦闘があるだろう」として、2014年以降もアフガニスタンで戦闘が続く可能性を排除しなかった。

 これに対しアフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)は電子メールで声明を発表し、「侵略者たちは9年の占領を経て過去の侵略者たちと同じ轍を踏んでいる」として、NATOの決定に冷笑的な姿勢を示した。(c)AFP/Dave Clark