【11月19日 AFP】英ロックバンド、ローリング・ストーンズ(Rolling Stones)の真っ赤な舌のロゴマークをポニーに入れ墨しようとした男性に対し、ドイツ西部ミュンスター(Muenster)の裁判所が17日、動物愛護法違反との審判を下した。

 この男性は、所有する白いポニーを「もっとユニークに美しく」したいと考え、ポニーの右ももにストーンズのロゴを入れようとしていた。

 しかし裁判所は「温血脊椎動物に入れ墨をすることは、やむをえない理由なくして動物に苦痛を感じさせることを禁じている動物愛護法に違反する」と判断。なぜ入れ墨を入れられる必要があるのか、動物には理解する能力がないという点も考慮した。

 また、ポニーの飼い主の男性は美的感覚を理由にしているが、「動物にタトゥーを入れる商売」を始めて儲けたいという商業的動機を隠しているとも指摘した。

 ポニーの右ももは、すでに15センチ四方の毛が刈り取られ、ストーンズのロゴの舌のマークが下書きされていた。(c)AFP