【11月18日 AFP】インドネシア・ジャワ(Java)島中部のムラピ(Merapi)山が、前月末から繰り返している噴火による死者数は273人に達した。これまで犠牲者数は259人とされていたが、火山付近から新たに遺体が見つかったため死者数は増えた。

 このほか、30万人あまりが避難所での暮らしを余儀なくされているが、インドネシア当局は14日に危険地域の指定を緩和し、16日以降5万人が自宅に戻ったという。

 ムラピ山は1930年にも大規模な噴火を起こし、約1300人が犠牲となっている。地質学専門家によると、今回の噴火は1872年以来、最大規模だという。(c)AFP