【11月18日 AFP】インドの格安航空エア・インディア・エクスプレス(Air India Express)機がことし5月、同国南部マンガロール(Mangalore)の空港で着陸に失敗して炎上し、乗客乗員158人が死亡した事故で、事故調査委員会はパイロットの居眠りが事故原因と結論付けた。同国メディアが17日、報じた。

 ヒンドゥスタン・タイムズ(Hindustan Times)によると、事故機のセルビア人パイロットは、3時間の飛行時間中の大半で居眠りをしており、着陸の際も集中力を欠いていた。このパイロットは、日中に過度の眠気に襲われる睡眠障害だったという。

 また調査報告書は、事故機は約2400メートルの滑走路の半分を過ぎた地点で着陸しており、この際に再上昇を試みず、緊急ブレーキを操作していれば、事故を回避できていたと指摘しているという。

 事故調査結果は公式には発表されていない。

 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)発マンガロール行きの事故機は、着陸時に滑走路を外れ、がけ下に墜落して炎上。生存者はわずか8人だった。(c)AFP

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