オバマ米大統領、インドネシアで演説 「世界の模範」と称賛
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【11月10日 AFP】アジア歴訪中のバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は10日、インドネシア・ジャカルタ(Jakarta)のインドネシア大(University of Indonesia)で演説した。オバマ大統領は独裁国家から民主国家に転換した同国をイスラム社会と欧米諸国の双方にとっての模範国家だと称賛した。
集まった学生ら約6000人にオバマ大統領が、「私はもちろん、インドネシアにいたころの私を知っている学友たちの中にも、いつの日か私が合衆国大統領としてジャカルタに戻ってくると予想していた人はひとりもいないだろう」と語ると大きな拍手が起きた。さらにオバマ大統領は「そして、インドネシアでこの40年間に起きた素晴らしい物語を予想できた人もほとんどいなかっただろう」と続けた。
10日の講演は2009年にエジプトのカイロ大学(Cairo University)でイスラム世界に融和を呼びかけた演説をほうふつとさせるものだった。オバマ大統領は「誰かがささやいた噂が真実を覆い隠し、平和に暮らしていたコミュニティ間で暴力が起きる」緊張した時代における寛容さの例としてインドネシアをたたえた。
一方で、パキスタンとアフガニスタンの国境地帯やイエメン、ソマリアなどで活動する国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)との戦いは断固として進めると述べた。
■夫妻でモスクも訪問
インドネシアは8日間で4か国を訪問する今回のアジア歴訪の2か国目の訪問国。今回の歴訪には米国がアジアとの戦略的関係を強化し、アジアに輸出市場を開拓する狙いがある。オバマ大統領のインドネシア訪問は、これまでに2度延期されていた。オバマ大統領は9日、スシロ・バンバン・ユドヨノ(Susilo Bambang Yudhoyono)大統領と会談し、安全保障、貿易、気候変動など幅広い分野での両国関係の強化を定めた「包括的パートナーシップ協定」に調印した。
滞在時間が24時間に満たない駆け足の訪問ながら、大学での演説に先立ちオバマ大統領はミシェル(Michelle Obama)夫人とともに、ジャカルタ市内にある東南アジア最大のモスク、イスティクラル・モスク(Istiqlal Mosque)を訪問した。ミシェル夫人は薄緑色のパンタロンスーツに、緑とゴールドのふち飾りがついたベージュのヒョウ柄のスカーフというファッションだった。
モスクの前でオバマ大統領夫妻を眺めていたイスラム教徒の指導者(53)は、「(オバマ氏の)モスク訪問を誇りに思う。インドネシアの多くの若者は米国を敵視してきたが、今回の訪問を機に彼らの米国を見る目も変わってくれれば」と語った。
大学での演説後、オバマ大統領はムラピ(Merapi)山噴火による航空機への影響を懸念して、予定を2時間繰り上げてインドネシアを離れ、20か国・地域(G20)首脳会議が行われる韓国・ソウル(Seoul)に向けて出発した。(c)AFP/Stephen Collinson
集まった学生ら約6000人にオバマ大統領が、「私はもちろん、インドネシアにいたころの私を知っている学友たちの中にも、いつの日か私が合衆国大統領としてジャカルタに戻ってくると予想していた人はひとりもいないだろう」と語ると大きな拍手が起きた。さらにオバマ大統領は「そして、インドネシアでこの40年間に起きた素晴らしい物語を予想できた人もほとんどいなかっただろう」と続けた。
10日の講演は2009年にエジプトのカイロ大学(Cairo University)でイスラム世界に融和を呼びかけた演説をほうふつとさせるものだった。オバマ大統領は「誰かがささやいた噂が真実を覆い隠し、平和に暮らしていたコミュニティ間で暴力が起きる」緊張した時代における寛容さの例としてインドネシアをたたえた。
一方で、パキスタンとアフガニスタンの国境地帯やイエメン、ソマリアなどで活動する国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)との戦いは断固として進めると述べた。
■夫妻でモスクも訪問
インドネシアは8日間で4か国を訪問する今回のアジア歴訪の2か国目の訪問国。今回の歴訪には米国がアジアとの戦略的関係を強化し、アジアに輸出市場を開拓する狙いがある。オバマ大統領のインドネシア訪問は、これまでに2度延期されていた。オバマ大統領は9日、スシロ・バンバン・ユドヨノ(Susilo Bambang Yudhoyono)大統領と会談し、安全保障、貿易、気候変動など幅広い分野での両国関係の強化を定めた「包括的パートナーシップ協定」に調印した。
滞在時間が24時間に満たない駆け足の訪問ながら、大学での演説に先立ちオバマ大統領はミシェル(Michelle Obama)夫人とともに、ジャカルタ市内にある東南アジア最大のモスク、イスティクラル・モスク(Istiqlal Mosque)を訪問した。ミシェル夫人は薄緑色のパンタロンスーツに、緑とゴールドのふち飾りがついたベージュのヒョウ柄のスカーフというファッションだった。
モスクの前でオバマ大統領夫妻を眺めていたイスラム教徒の指導者(53)は、「(オバマ氏の)モスク訪問を誇りに思う。インドネシアの多くの若者は米国を敵視してきたが、今回の訪問を機に彼らの米国を見る目も変わってくれれば」と語った。
大学での演説後、オバマ大統領はムラピ(Merapi)山噴火による航空機への影響を懸念して、予定を2時間繰り上げてインドネシアを離れ、20か国・地域(G20)首脳会議が行われる韓国・ソウル(Seoul)に向けて出発した。(c)AFP/Stephen Collinson