【11月4日 AFP】仏高級ブランド「エルメス(Hermes)」は3日、「ルイ・ヴィトン」など高級ブランドを所有する仏ラグジュアリー・ブランドグループLVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)がエルメス株を買い増して持ち株比率を17%としたのは「資本への攻撃」だと強く批判し、断固拒否する構えを示した。

 これに先だってLVMHのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長は、株の買い増しを発表するとともに、「敵対的買収の意図はなく『友好的な』長期株主になりたいだけ」と強調した。

 だが、エルメスのパトリック・トマ(Patrick Thomas)CEOと、創業者の子孫である重役のベルトラン・ピュエッシュ(Bertrand Puech)氏は、3日の仏紙フィガロ(Le Figaro)とのインタビューで「アルノーさん、友好的になりたいのであれば株から手を引くことだ」と呼びかけた。

「今回の株取得には友好的なところがひとつもない。こちらは望んでも頼んでもいない」とトマCEO。またピュエッシュ氏は、LVMHによる株買い増しが公式発表の1時間前になってようやくアルノー氏から知らされたことに不満をもらした。

 2人は、アルノー氏の株取得手続きには疑問点が多いとして、金融サービスの監視機関が調査に乗り出すことを期待すると述べた。(c)AFP

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