【11月3日 AFP】パリ(Paris)で1日、生後18か月の男の子がマンション8階から誤って落ち、1階のカフェの日よけでバウンドして通行人にキャッチされ、一命をとりとめるという事件が起きた。

「息子が、バルコニーの柵によじ登っている男の子を発見しました。男の子はすぐさま落下し、わたしは、彼をキャッチせねばと自分に言い聞かせました」と、地元の男性医師は振り返った。

「落下地点を見定める時間は十分にありました。キャッチした瞬間、男の子はちょっとだけ泣きましたが、すぐに落ち着きを取り戻しました。男の子は元気です」

 1階のカフェの店員も、男の子がバウンドした際にできた日よけの小さな裂け目を指さしながら、「奇跡です」と話した。「(事件があった)昨日は休業日だったんですが、日よけをたたむ装置がなぜか故障してたんです」

 事件を捜査した警察は、男の子を幼少の姉とともにマンションの部屋に置き去りにしたとして、両親の身柄を拘束した。(c)AFP