【11月2日 AFP】北朝鮮の国防委員会は2日、韓国海軍の哨戒艦が沈没した事件は北朝鮮の魚雷が原因とする韓国の調査結果に反論する声明を発表した。

 北朝鮮の国営朝鮮中央通信(Korean Central News AgencyKCNA)が伝えた声明は、「韓国が沈没現場から回収した金属片はアルミ合金だったが、北朝鮮の魚雷は鉄合金製で、他国とは異なり魚雷にアルミ合金は使用していない」と主張。事件に北朝鮮が関与していなかった証拠として「鉄合金製の主体(チュチェ)式魚雷」のサンプルを、米国と韓国に直接手渡すことを望んでいる、としている。

 韓国海軍の哨戒艦「天安(Cheonan)」は3月26日、朝鮮半島西岸沖の北方限界線(NLL)近くで、船体が真ん中から2つに割れるかたちで沈没した。(c)AFP/Lim Chang-Won