【10月31日 AFP】インドの科学者チームが、11月1日に同国初の南極点の科学調査に出発する。過去1000年間にわたる南極大陸の環境変化を調査し、南極研究におけるインドの存在感を示す狙いがある。

 国立南極海洋研究センター(National Centre for Antarctic and Ocean ResearchNCAOR)のラシク・ラビンドラ(Rasik Ravindra)センター長(62)以下8人の調査隊が、南極にあるインドのマイトリ(Maitri)基地から往復で約40日間の調査行を実施する。1989年に設置されたマイトリ基地は、南極点から約2400キロの位置にある。「マイトリ」とはヒンディー語で「友情」という意味。

 調査隊は同センターの本部があるインド西海岸のゴア(Goa)州からロシア製のイリューシン76(Ilyushin-76)型機で南アフリカのケープタウン(Cape Town)を経由して南極に入る。南極点までは過去踏破されたことのないルートを使うという。

 約20日間の往路では湿度、気温、風速、気圧などの気象に関する観測や地形学に関するデータを収集し、復路ではそれ以外の観測を行う予定。空気のサンプルや、磁気の研究に使う岩石のサンプルの採取も計画している。南極点には1~2日とどまるという。(c)AFP