【10月22日 AFP】ミャンマーの軍事政権は21日、国旗を新しいデザインに変更すると突然発表し、即日使用を開始した。来月7日に20年ぶりに実施する総選挙を控えた動きとみられる。

 新しい国旗は、黄、緑、赤の3色の横じまに白い星をあしらっており、「平和」「平穏」「団結」「調和」「愛」「統一」を表しているという。

 最大都市ヤンゴン(Yangon)の市庁舎前で行われた式典で早速、掲揚された。国内各地でも順次、掲揚式が行われている。

 軍政は2008年、13万人以上が死亡または行方不明となった大型サイクロン直後に行って批判を浴びた国民投票で、新憲法案を承認したが、国旗の変更はこの新憲法に盛り込まれていた。しかし、今回の変更の時機は予想されていなかった。

 来月行われる総選挙に対して西側諸国は、民主主義の仮面で軍政をカモフラージュするものだとして批判している。(c)AFP