【10月18日 AFP】大型で猛烈な台風13号(アジア名:メーギー、Megi)が18日、フィリピン北部に上陸し、沿岸部で高波が発生、山間部では土砂崩れが起き、これまでに少なくとも1人が死亡した。

 2006年にフィリピンを直撃して1000人以上が死亡した台風「ドリアン(Durian)」以来の大型台風の上陸。台風メーギーはことし世界最大の暴風雨になるとみられている。

 18日朝の時点でメーギーの瞬間最大風速は72メートルに上り、住宅の屋根がはがれ、停電も相次いだ。住民約3000人が事前に避難を済ませているという。

 防災当局によれば、ルソン島北部カガヤン(Cagayan)州ツゲガラオ(Tuguegarao)の川で魚釣りをしていた男性が1人、川に流されて死亡した。

 しかし、多くの地域と連絡が取れなくなっており、メーギーが南シナ海(South China Sea)に抜けるのは19日と予想されていることから、死傷者が大幅に増える恐れもある。(c)AFP/Ted Aljibe