【10月18日 AFP】米ワシントンD.C(Washington D.C.)の国立自然史博物館(Natural History Museum)に出現した、色とりどりのサンゴ礁たち。本物と見まがうほどの出来だが全て、かぎ針編みの手芸作品だ。

 豪マーガレット・ワーザイム(Margaret Wertheim)氏とクリスティーン・ワーザイム(Christine Wertheim)氏、造形研究所(Institute For Figuring)によるプロジェクト「Hyperbolic Crochet Coral Reef(双曲かぎ針編みによるサンゴ礁)」展は、人間の活動により傷つき絶滅の危機にひんしている世界各地のサンゴ礁の窮状を訴える目的で開催されている。

 3歳から101歳まで約800人の女性に数人の男性も加わり、複雑によじれたサンゴの枝やイソギンチャク、ヒトデなどを毛糸で編み上げた。中には、リサイクル素材を活用した作品や、高さ3メートルに達する大作もある。(c)AFP/Virginie Montet