【10月15日 AFP】今年6月にノルウェーを出航した三胴船が、ひと夏での北極1周に成功し、まもなくノルウェーに帰港する。乗組員らが14日明らかにした。この偉業を可能にしたのは「地球温暖化」だという。

Northern Passage(北航路)」号は、6月末にベルゲン(Bergen)港を出発。ロシア北航路からカナダ北西航路を通過し、北極を1周した。23日にもベルゲンに帰着する。

 ほぼ同じ時期、ロシアの「Peter I」号もほぼ同じ航路で北極1周を達成した。「北航路」号は、ひと夏で北極を1周した史上2隻目の船となる。

 夏季の北極1周は、数年前まではほぼ不可能だった。行く手を氷に阻まれていたためだ。

 乗組員らは、「10年前に初めて1周を試みた鋼鉄製の帆船は、航路ひとつを通過するのもやっとだった。100年前は、1周するのに6年はかかっただろう。温暖化が北極に影響を及ぼしている明らかな証拠だ」とする声明を発表した。(c)AFP