【10月15日 AFP】オーストラリア・アデレード(Adelaide)の裁判所は13日、夫を「清める」目的で夫の性器を焼こうとし焼死させた妻に対し、故殺で有罪判決を下した。

 これまでの公判内容によると、ラジニ・ナラヤン(Rajini Narayan)被告(46)は2008年12月、「夫のペニスを清め、何か痕を残せば、夫は私のものになってずっと一緒にいてくれる」と考え、夫の性器に火をつけようとした。ところが、この計画を夫が被告をあざ笑った上、口汚くののしったため、ガソリンを夫の背中にぶちまけて火をつけ、夫を焼死させた。

 ナラヤン被告は法廷で、「夫はわたしのヒーローであり、人生のすべて、愛のすべてだった」と語っている。

 検察によると、ナラヤン被告は夫の浮気を疑い、ほかの女性が近づかないように夫のペニスを傷つけてしまいたいと、近所の住民に話していたという。

 夫のサティシュ・ナラヤン(Satish Narayan)さん(当時47)は体の75%にやけどを負い、数週間後に死亡した。この事件で夫妻が住んでいた家も燃えた。(c)AFP