【10月13日 AFP】4月に大噴火を起こし欧州の航空ダイヤを大混乱に陥れた、アイスランドのEyjafjoell火山。この噴火で溶けたエイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajoekull)氷河の水を用いた香水が、まもなくお目見えする。

 ギディア・コレクション(Gydja Collection)の社長でアイスランド人デザイナーのシグルン・リリア・グジョーンスドッティル(Sigrun Lilja Gudjonsdottir)氏は12日、AFPの取材に対し、「噴火が始まった時、とっさに、アイスランドの大自然のパワーを家庭で味わってもらう方法を思いついたんです。それが、氷河の水を使った香水なんです」と話した。

 シトラス系の香水は、フランス南部グラース(Grasse)で製造され、熔岩のかけらを添えて四角形のボトルに詰められる。氷河にちなんで「EFJ Eyjafjallajoekull(エイヤフィヤトラヨークトル)」と名づけられた。

 香水名に「EFJ」を付け加えた理由は、アイスランド語がわからない人が発音しやすいようにとの配慮だ。アイスランドの大自然のパワーを表すために、香水の名前から「エイヤフィヤトラヨークトル」は絶対に、はずせないからだ。

 この香水は、11月中旬ごろには、アイスランドの各店で販売される予定だ。さらには世界展開も視野に、まず世界各空港の免税店で販売することを目指すという。(c)AFP