【9月28日 AFP】中国外務省の姜瑜(Jiang Yu)副報道局長は28日、沖縄県・尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島)沖で中国漁船と日本の巡視船が衝突した事件に関連して日本に「誠実で実務的」な対応を求めた。

 姜氏はこの日の定例記者会見で「中国は日中関係を重視している。しかし、両国関係を守るためには双方が歩み寄り、日本が誠実で実務的な対応をとることが必要だ」「日本はこの事件が両国関係に与える悪影響をなくすため、具体的なステップを取るべきだ」と述べるとともに、日本政府に対し、東シナ海を航行する中国の漁業監視船に対する妨害を止めるよう求めた。

 10月4~5日にベルギーのブリュッセル(Brussels)で開かれるアジア欧州会議(Asia-Europe MeetingASEM)の場で、温家宝(Wen Jiabao)首相は菅直人首相(Naoto Kan)と会談するのかとの質問に、姜氏は「その話は聞いていない」と答え、会談実現の見通しが立っていないことを示唆した。

 一方、前原誠司(Seiji Maehara)外相は28日の参院外交防衛委員会の閉会中審査で「東シナ海に領土問題は存在しない」と答弁したほか、中国漁船の船長を逮捕したことは当然だったとの考えを示した。(c)AFP