【9月27日 AFP】チリ北部のサンホセ(San Jose)鉱山の落盤事故で、地下700メートルに閉じ込められている作業員33人の救出用カプセルとトンネル補強用の配管が前週末、現場に到着した。

 まず、作業員を1人ずつ引き上げるためのカプセル3個のうち、最初の1個が25日に到着した。「フェニックス(不死鳥)」と命名された鋼鉄製のカプセルは、直径53センチ、長さ4メートルのタバコに似た筒状の外観。チリ海軍が制作したもので、チリ国旗に合わせて白、青、赤の3色に塗られている。 

 続いて翌26日、アルゼンチンからトラック4台で運び込まれた補強配管72本は、1本の大きさは長さ10メートル、直径61センチ、厚さ8センチで、作業員をカプセルで引き上げる作業中にトンネル内壁が崩壊しないよう補強に使う。

 補強配管の埋め込み作業が完了すれば、作業員の引き上げ作業に移行できる。(c)AFP

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