【9月17日 AFP】米経済紙ウォール・ストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)は17日、中国が自国市場へ参入しようとする外国の自動車メーカーに対し、中国企業との合弁と技術移転を要求できるようにし、世界の環境車市場を制する計画を策定していると報じた。

 この計画は工業部門の統括官庁である工業情報化部が、電気自動車とハイブリッド車で中国を「世界のリーダー」に押し上げるための10か年計画として策定している。WSJによると、2020年までに総額1000億元(約8兆6000億円)を投入し、純電気自動車とプラグイン式ハイブリッド車市場で最大5企業を国際競争力を備えるメーカーへと成長させ、主要パーツの供給でも3企業を世界的サプライヤーに育てるとしている。

 WSJは新計画の草稿を目にした外国メーカー4社の幹部らの話として、要求事項は最終的に緩和あるいは削除される可能性はあるが、現時点では外国メーカーの市場参入にあたって中国企業との合弁を条件とできる内容だと伝えている。また、この合弁事業に対する外国メーカーの出資比率も制限されているという。幹部の1人は「中国が力ずくで外国メーカーに対し」、市場参入と引き替えに技術を明け渡せと言っているも同然だと語った。

 新計画は関連省庁や国営自動車メーカー各社に回覧されており、大きな異議が出なければ、10月にも導入される見込みだという。

 中国の自動車市場の規模は前年、米国を抜いて世界第1位となった。(c)AFP