【9月15日 AFP】ロンドン(London)のハイベリー(Highbury)治安判事裁判所は14日、7月に薬物を摂取した状態で車を運転して事故を起こし起訴された英歌手ジョージ・マイケル(George Michael)被告(47)に禁固8週の刑を言い渡した。

 マイケル被告は7月4日早朝、ロンドン北部で自身の車を運転中に写真店に突っ込んだ。発見した警官によれば被告は「上の空」だったといい、8月の審理で被告は交通違反と大麻の所持を認めていた。

 禁固8週のうち、4週間刑務所に入り、残りの刑期は刑務所の外で厳しい監視下に置かれるという。また5年間の免許停止、罰金1250ポンド(約16万円)の支払いも命じられた。

 判決を言い渡したジョン・パーキンス(John Perkins)判事は、2006年に被告が不適切な状態で運転し有罪になったことに言及。当時、被告は疲れていて処方薬を摂取していたと主張していたが、翌年、2年間の免許停止を言い渡されている。判事はまた、今回は処方薬と大麻の「危険で予測不可能な混合物」を摂取していたとし、今回の実刑は避けられないと述べた

 1980年代には人気男性デュオ「ワム!(Wham!)」として人気を集めた被告だが、薬物との関わりは長い。

 そのほかにも1998年には、米カリフォルニア(California)州ビバリーヒルズ(Beverly Hills)の公衆トイレでおとりの男性警官にわいせつな行為をしたとして罰金を科されている。(c)AFP/Danny Kemp

【動画】出廷するジョージ・マイケル被告(Youtube/AFPBB News公式チャンネル)
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