【9月13日 AFP】ドイツ西部ゾーリンゲン(Solingen)付近で9日夜、線路上に全裸の男がいるとの通報があり、警察がヘリコプターを飛ばして捜索する間、列車が運行中止を余儀なくされる騒ぎがあった。ドイツ警察当局が11日発表した。

 発端は、午後10時ごろにゾーリンゲン近くで犬の散歩をしていた女性が、全裸の男とはち合わせたことだった。男は驚いた様子で、壁を飛び越えて線路に侵入し、逃走したという。

 通報を受けて警察はヘリを出動させ男の行方を追ったが、実はそのころには男(41)はすでに帰宅していた。結局、妻が男を車に乗せて警察署に連れて行ったという。

 警察発表によるとこの男は、「以前から全裸でジョギングをしていた。ストレス対策に効果的だった」「いつも夜遅くに走るように心がけ、誰も怖がらせないようにと配慮していた」などと説明したという。

 男の捜索のため、電車7本が運行を停止し、163分の遅延が発生した。警察は男を迷惑防止法違反の疑いで取り調べている。(c)AFP