【9月9日 AFP】(写真追加)世界柔道選手権(World Judo Championships 2010)は開幕初日の9日、東京・国立代々木競技場で男子の100キロ超級と100キロ級、女子の78キロ超級と78キロ級を行い、男子100キロ級の穴井隆将(Takamasa Anai)と女子78キロ超級の杉本美香(Mika Sugimoto)が優勝した。

 男子100キロ級は、穴井隆将が決勝で北京五輪金メダリストのヘンク・フロル(Henk Grol、オランダ)を破り初優勝した。女子78キロ超級は、杉本美香が秦茜(Qin Qian、中国)を下して優勝。同級の準決勝で秦茜に敗れた塚田真希(Maki Tsukada)は3位決定戦に勝って銅メダルだった。

 女子78キロ級は決勝戦でカイラ・ハリソン(Kayla Harrison、米国)がマイラ・アギアー(Mayra Aguiar、ブラジル)を破って金メダルに輝いた。同級に出場した緒方亜香里(Akari Ogata)は、3位決定戦でハイデ・ヴォラート(Heide Wollert、ドイツ)に一本勝ちして銅メダルを手にした。

 男子100キロ超級は、テディ・リネール(Teddy Riner、フランス)が優勝。アテネ五輪金メダリストの鈴木桂治(Keiji Suzuki)は1回戦でヤヌシュ・ウォイナロビッチ(Janusz Wojnarowicz、ポーランド)に一本を取られて敗退した。(c)AFP