<senken h 106>シネマプレビュー「家族のカタチもいろいろあってイイじゃない」
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【9月13日 senken h】親、子、その子供…。「サザエさん」一家のような構成がかつての日本的家族だったが、昨今その姿も多種多様に変容を遂げている。今回はグローバルな視点で「家族のカタチ」を描いた3作品をピックアップ。
■『メッセージ そして、愛が残る』
名だたる監督たちとのコラボで披露した映像美のマジシャンこと、リー・ビンビンのカメラワークが美しい『メッセージ そして、愛が残る』。ロマン・デュリス、ジョン・マルコヴィッチ、エヴァンジェリン・リリーの競演が、物語を一層リッチな味わいに仕立てている。幼い息子の死の痛手に苦しむ父が原因で、ほどけてしまった家族の絆。だが人の寿命を予知する能力を持つ医師が彼の元を訪れた日から、残された一家3人の再構築が静かに始まる。医師と彼の青写真は合致しているのだろうか。
■『オカンの嫁入り』
宮﨑あおいと大竹しのぶが母娘役で初共演を果たした『オカンの嫁入り』。家族2人と犬1匹のありふれた日常のとある晩、母が「おみやげ」と称し、風貌の年若い婚約者を連れて酔っぱらって帰宅した。思いもよらない急展開に憤りを隠せない娘。周囲を巻き込みながらの奮闘記的な展開にしばしば笑みがこぼれる。「当たり前だと思っていた母と一緒にいられる時間の大切さや尊さ」を記者会見で語った娘役の一言に多くの観客が共感するだろう。
■『ミックマック』
「アメリ」をはじめ独特なタッチの作品にファンが多いジャン=ピエール・ジュネ監督。社会性を帯びたテーマを、フレンチユーモアでラッピングしたような新作『ミックマック』(イタズラの意)は、世界の平和を願うオトナのファンタジーだ。幼くして地雷で父を亡くして以来、思わぬ人生のイタズラに巻き込まれ、発砲事件の流れ弾を頭の中に温存したままの主人公バジル。やがて出会う個性豊かな技の持ち主たちとの愉快な疑似家族的共同生活は、予期せぬ幸福の始まりなのか。(c)senken h / text:宇佐美浩子
【関連情報】
◆特集:senken h 106
◆『メッセージ そして、愛が残る』 公式サイト
◆『オカンの嫁入り』 公式サイト
◆『ミックマック』 公式サイト
■『メッセージ そして、愛が残る』
名だたる監督たちとのコラボで披露した映像美のマジシャンこと、リー・ビンビンのカメラワークが美しい『メッセージ そして、愛が残る』。ロマン・デュリス、ジョン・マルコヴィッチ、エヴァンジェリン・リリーの競演が、物語を一層リッチな味わいに仕立てている。幼い息子の死の痛手に苦しむ父が原因で、ほどけてしまった家族の絆。だが人の寿命を予知する能力を持つ医師が彼の元を訪れた日から、残された一家3人の再構築が静かに始まる。医師と彼の青写真は合致しているのだろうか。
■『オカンの嫁入り』
宮﨑あおいと大竹しのぶが母娘役で初共演を果たした『オカンの嫁入り』。家族2人と犬1匹のありふれた日常のとある晩、母が「おみやげ」と称し、風貌の年若い婚約者を連れて酔っぱらって帰宅した。思いもよらない急展開に憤りを隠せない娘。周囲を巻き込みながらの奮闘記的な展開にしばしば笑みがこぼれる。「当たり前だと思っていた母と一緒にいられる時間の大切さや尊さ」を記者会見で語った娘役の一言に多くの観客が共感するだろう。
■『ミックマック』
「アメリ」をはじめ独特なタッチの作品にファンが多いジャン=ピエール・ジュネ監督。社会性を帯びたテーマを、フレンチユーモアでラッピングしたような新作『ミックマック』(イタズラの意)は、世界の平和を願うオトナのファンタジーだ。幼くして地雷で父を亡くして以来、思わぬ人生のイタズラに巻き込まれ、発砲事件の流れ弾を頭の中に温存したままの主人公バジル。やがて出会う個性豊かな技の持ち主たちとの愉快な疑似家族的共同生活は、予期せぬ幸福の始まりなのか。(c)senken h / text:宇佐美浩子
【関連情報】
◆特集:senken h 106
◆『メッセージ そして、愛が残る』 公式サイト
◆『オカンの嫁入り』 公式サイト
◆『ミックマック』 公式サイト