【9月7日 AFP】前月29日に約400年ぶりに噴火したインドネシア、スマトラ(Sumatra)島北部のシナブン(Sinabung)山(2460メートル)が現地時間7日午前零時過ぎ、大きな噴火を起こした。

 目撃者によると溶岩や岩石、噴煙や火山灰が噴き上げられた。噴火は約5分間続き、火山から8キロ離れたところでも轟音が聞こえたという。政府の火山専門家は、7日の噴火は最近の噴火に比べて約2倍の規模で、火山灰は上空5000メートルにまで達したと話している。

 8月末に避難した2万人を超える地元住民はいまも避難所での暮らしを続けている。インドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ(Susilo Bambang Yudhoyono)大統領は6日現地を視察し、危険を避けるためもうしばらく避難所にとどまるよう被災者に求めた。

 避難生活が長引くにつれ被災者の間に今後の生活を心配する声が上がっている。家を守るため、家族を避難所に送った後も1人で火山から6キロ圏内の立ち入り禁止区域内にある自宅に残りっている男性(37)は、「噴火が終わるきざしが見えないので心配しています。子どもはもう2週間近くも学校に行っていません。健康的な環境とはいえない混雑した避難所に子どもたちを置いておくのは心配です」と話した。

 火山専門家は、長期間休眠状態だったシナブン山の今後の火山活動を予測するのは極めて難しいとしている。(c)AFP

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