【9月7日 AFP】中米は前週末から熱帯性暴風雨に見舞われ、グアテマラ、メキシコを中心に各地で大きな被害が出ている。

 過去60年で最悪となる豪雨に見舞われたグアテマラでは、これまでに少なくとも45人が死亡。被害総額は5億ドル(約420億円)に上るとみられている。

 また、メキシコ南部および東部でも激しい雨が降り続き、多くの川で堤防が決壊。少なくとも3人が死亡したほか、南部オアハカ(Oaxaca)州とゲレロ(Guerrero)州の複数の当局者が6日に語ったところによると、両州で洪水により50万人あまりが避難を余儀なくされている。

 メキシコ北東部には6日、熱帯暴風雨「ハーマイン(Hermine)」が上陸し、当局が高波や竜巻に警戒するよう住民に呼びかけている。

 この数か月、中米では水害が相次いでおり、ホンジュラスで55人、ニカラグアで少なくとも40人、エルサルバドルで9人、コスタリカで3人の犠牲者を出している。(c)AFP/Edgar Calderon