被災者500人が道路を占拠、援助不足に抗議 パキスタン
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【9月1日 AFP】パキスタンの洪水で最も大きな被害を受けた同国南部シンド州(Sindh)で1日、500人に上る被災者が政府の食糧援助不足に抗議し、道路を占拠する騒ぎがあった。
洪水が始まって1か月、同州タッタ(Thatta)の被災者たちは食糧と避難所が足りないと政府に訴えるため、州都カラチ(Karachi)に続く幹線道路を3時間にわたって封鎖した。
前日の31日には、世界食糧計画(World Food Programme、WFP)のジョゼット・シーラン(Josette Sheeran)事務局長が被災地の視察後に首都イスラマバード(Islamabad )で会見し、「水害の範囲と被害が悪化するにつれ、食糧と作物と収入を失うという『3つの脅威』が同時に起こる恐れがある。もしそうなれば飢餓の危険が高まり、人びとは家を失って、絶望が蔓延する。非常に深刻な状況だ」と強い調子で述べた。
農地の壊滅的な被害と交通網の寸断により食糧価格はすでに高騰しており、水害の前から不安定な経済状況にあえいでいたパキスタン庶民の不満は高まるばかりだ。最新の国連(UN)発表によると、洪水はパキスタンの国土の5分の1を飲み込み、340万ヘクタールの農地が壊滅した。
タッタでは堤防が決壊し、前週末には街に2キロの地点まで洪水が迫ったが、パキスタン軍や市職員らの必死の努力で31日には堤防の修理を終え、30万人の市民の大半は現在、自宅に戻ったという。
一方でインダス川東岸の街ジャティ(Jati)は水に漬かり、チョーハル・ジャマリ(Choohar Jamali)は洪水が約2キロ先にまで迫っている。
市の職員によると、この2つの街にはそれぞれ2000~3000人の住民が取り残されているが、停電のため救出活動は難航している。シンド州のこれ以外の地域は、現在のところ安全だという。(c)AFP/Hasan Mansoor
洪水が始まって1か月、同州タッタ(Thatta)の被災者たちは食糧と避難所が足りないと政府に訴えるため、州都カラチ(Karachi)に続く幹線道路を3時間にわたって封鎖した。
前日の31日には、世界食糧計画(World Food Programme、WFP)のジョゼット・シーラン(Josette Sheeran)事務局長が被災地の視察後に首都イスラマバード(Islamabad )で会見し、「水害の範囲と被害が悪化するにつれ、食糧と作物と収入を失うという『3つの脅威』が同時に起こる恐れがある。もしそうなれば飢餓の危険が高まり、人びとは家を失って、絶望が蔓延する。非常に深刻な状況だ」と強い調子で述べた。
農地の壊滅的な被害と交通網の寸断により食糧価格はすでに高騰しており、水害の前から不安定な経済状況にあえいでいたパキスタン庶民の不満は高まるばかりだ。最新の国連(UN)発表によると、洪水はパキスタンの国土の5分の1を飲み込み、340万ヘクタールの農地が壊滅した。
タッタでは堤防が決壊し、前週末には街に2キロの地点まで洪水が迫ったが、パキスタン軍や市職員らの必死の努力で31日には堤防の修理を終え、30万人の市民の大半は現在、自宅に戻ったという。
一方でインダス川東岸の街ジャティ(Jati)は水に漬かり、チョーハル・ジャマリ(Choohar Jamali)は洪水が約2キロ先にまで迫っている。
市の職員によると、この2つの街にはそれぞれ2000~3000人の住民が取り残されているが、停電のため救出活動は難航している。シンド州のこれ以外の地域は、現在のところ安全だという。(c)AFP/Hasan Mansoor