【8月31日 AFP】米国の50歳以上のインターネットユーザーの間で、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の人気が急激に高まっているという調査結果が発表された。

 米調査機関ピュー・リサーチ・センター(The Pew Research Center)のプロジェクト「インターネット・アンド・アメリカン・ライフ・プロジェクト(Internet & American Life Project)」は27日、「ソーシャル・メディアを最も頻繁に利用するのは依然、若年層だが、ユーザーの増加は中高年層のほうが著しい」と報告した。中でも、中高年層ではこれまでどおり、メールの利用が最も多いものの、SNSを日常のコミュニケーションに使う人が増えている。

 調査によると5月末の時点で、米国の50~64歳のインターネットユーザーのうち半数近くが、フェースブック(Facebook)やマイスペース(MySpace)、リンクトイン(LinkedIn)などのSNSを利用しており、前年から88%増加した。65歳以上の高齢者でも前年から倍増し、26%のユーザーがSNSを利用するようになっていた。

 また65歳以上の13%、そして50~64歳ユーザーの5人に1人が、毎日SNSを使っていると答えた。

「インターネット・アンド・アメリカン・ライフ・プロジェクト」のメアリー・マッデン(Mary Madden)氏は「SNSにはジェネレーション・ギャップを埋める潜在性がある」と分析している。「ティーンエージャーやそれ以下の子どもたち、その祖父母、親と子ども両方の世話をするサンドイッチ世代、友人、近隣住民が同じネットワークの中で日常的に交流している場所は、オンラインかオフラインかに関わらず他にあまりない」

 調査で明らかになったのは、年配のSNSユーザーは過去の知人たちと連絡を取り合おうとする傾向があることだ。退職後や転職に向けたサポートネットワーク作りに活用されている可能性があるという。

 また若い層に比べ、健康問題を抱えることも多い高齢ユーザーは、ネットやブログを使って健康に関する情報交換もしているようだ。

「ブロードバンド環境に対する抵抗感が最も強いのは高齢者だが、ひとたび高速アクセスの便利さを味わえば、日々の生活の中でインターネットを頼るようになることが多い」と報告はしめくくっている。(c)AFP