【8月20日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は19日までに、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)がとらえた、おうし座の方角にある星雲「IRAS 05437+2502」の画像を公開した。

 暗いちりが集まる小さな星形成領域を含んだ、ぼんやりとした幽霊のような星雲で、幅はわずか月の18分の1。赤外線天文観測衛星IRASInfrared Astronomical Satellite)によって1983年に初めて確認されたが、いまだ解明されていない点が多い。

 最も謎めいているのは、山型に集まった宇宙塵の頂上部分に明るく輝く、逆V字の部分だ。ハッブルのこの画像で新たに多くの事実が明らかになったが、この明るい部分の原因について明確な答えは得られていない。(c)AFP