【8月18日 AFP】1963年にジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元米大統領が暗殺された場所でことし3月、ミュージックビデオを撮影中に全裸になった米歌手エリカ・バドゥ(Erykah Badu)が、罰金500ドル(約4万3000円)と6か月間の保護観察処分を受け、13日に罰金を支払っていたことが明らかになった。米紙ダラス・モーニング・ニュース( Dallas Morning News)が報じた。

 問題になったのは米国でリリースされたアルバム「ニュー・アメリカ・パート・ツー:リターン・オブ・ザ・アンク(New Amerykah Part Two: Return of the Ankh)」からのシングルカット「ウィンドウ・シート(Window Seat)」のビデオ。車から降りたバドゥが一枚ずつ服を脱いでいき、最後には全裸になって銃で撃たれたように頭を反り返らせるというもの。ビデオにはあっけにとられた様子の観光客も写り込んでいた。居合わせた観光客からの苦情を受け、公共道徳違反行為の罪に問われていた。

 ビデオはワンテイク(一発勝負)で撮影された。バドゥは、人前で裸になることより警察に撮影を止められることの方が心配だったと話していた。(c)AFP