【8月18日 AFP】中国南西部の四川(Sichuan)省にある成都パンダ繁育研究基地(Chengdu Research Base of Giant Panda Breeding)は17日、絶滅が危惧(ぐ)されているパンダの保護啓蒙キャンペーンの一環として、パンダを1か月間飼育できる6人を選ぶ世界コンテスト「プロジェクト・パンダ(Project Panda)」を開始したと発表した。  プロジェクト・パンダは、成都パンダ繁育研究基地が世界自然保護基金(WWF)と共同で開催する。コンテストで選ばれた6人は、パンダの行動を研究し、実地で世話をする機会を得られる。  6人はパンダの赤ちゃんの誕生や成長ぶりも見ることができるほか、成都周辺の山を回って自然の生息地にいる野生のパンダについて学び、世界中の人に向けてブログで毎日報告するという。  同基地の張志和(Zhang Zhihe)氏は、「このプロジェクトを通して、より多くの人にパンダの保護活動に加わってもらい、野生動物の生息地を保全する大切さに気付いてもらいたいと願っています」と話している。  動物愛好家は今後6週間、「www.pandahome.com」上でこのプロジェクトに応募できる。専門家委員会が最終選考者12人を選んだあと、6人にしぼられる。(c)AFP 「プロジェクト・パンダ」のホームページ(英語、中国語、韓国語、日本語)