【8月16日 AFP】(記事更新、写真追加)男子ゴルフ今季メジャー最終戦、第92回全米プロゴルフ選手権(2010 PGA Championship)最終日。マルティン・カイマー(Martin Kaymer、ドイツ)が、バッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)とのプレーオフを制し、初優勝を果たした。同大会をドイツ人選手が制したのは初めて。

 通算9アンダーの4位タイからスタートしたカイマーは70の2アンダー、通算7アンダーの11タイ位からスタートしたワトソンは68の4アンダーで回り、ともに通算11アンダーで首位にとなり、優勝争いは3ホールによるプレーオフに持ち越された。

 プレーオフ最初の2ホール(10番、17番)はカイマーとワトソンがバーディーを奪い合ったが、3ホール目(18番)はワトソンがダブルボギーを叩いたのに対して、カイマーはボギーだった。

 ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)も通算11アンダーでワトソンとカイマーに並んだが、18番のバンカーでクラブが地面に触れていたことが確認され、2打罰を科せられてプレーオフ出場を逃した。

 3位には通算10アンダーでロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)とザック・ジョンソン(Zach Johnson、米国)が入った。

 世界ランキング1位のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は73の1オーバーで回り、通算2アンダーで28位だった。1位奪取を目指すフィル・ミケルソン(Phil MIckelson、米国)が12位だったため、ウッズは1位の座を守った。ミケルソンは最終日、4日間で自己最高となる67の5アンダーで回った。(c)AFP