【8月11日 AFP】女優ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts、42)が10日、自分探しの旅に出かける女性ジャーナリストを演じた新作映画『食べて、祈って、恋をして(Eat Pray Love)』の公開記念イベントで撮影の裏話や感想について語った。

 米国で13日封切りの『食べて~』は、作家エリザベス・ギルバート(Elizabeth Gilbert)のベストセラーとなった自伝的小説の映画化。主人公のリズは離婚して1年の旅に出かける。最初の4か月間はイタリアでひたすら食べ続け、次の4か月間はインドで瞑想にふけり、最後に訪れたバリ島で恋に落ちる。

 ロバーツは2006年にこの小説が出版されてすぐに魅了された。「まだみんなが読み出す前だったけれど、最初の30ページであっという間に引き込まれた。それからアマゾン(Amazon)でもう一冊買って、シカゴの友達に『これを読んでよ』って勧めたわ」

 スレンダーなロバーツだが、主人公が飽食にふけるイタリアの場面の撮影中に体重が約5キロ増えた。「リズがピザを食べるシーンでは朝の8時に現場に着いて、45分間で8枚のピザのスライスというのが朝食だった。インドに行けばすぐに体重は戻るってみんな言ったけど、メモに書いておけばよかった。みんなの言うとおりには、ならなかったから」

『プリティ・ウーマン(Pretty Woman)』(1990)で世界のスターダムに駆け上がってから20年。ハリウッドのトップスターであり続け、出演料ランキングではいつも上位のセレブリティでありながら、ロバーツはキャリアをしっかり自分の手で積み上げてきた。2002年には写真家のダニエル・モダー(Daniel Moder)氏と結婚、同氏との間に3子がいる。

■原作者ギルバートとの出会い、「怖いと思っていた」共演バルデム

 幸せ探しなど必要もないように見えるロバーツだが、原作者ギルバートのように人生を開拓していこうとしたことがあるかと聞かれると、「彼女のように何かにかられて、ではなかったけれど人生を追求する気持ちはよく分かる。わたしの人生もずっと進み続けていたし、その先に今わたしがいる家庭を見つけることができた」と述べた。

 しかし、ローマ(Rome)での撮影中に実際にギルバートに会う機会はあったが、本人に会うことで自分の演技がライアン・マーフィー(Ryan Murphy)監督の演出からそれてしまうのではないかと最初は気乗りしなかった。「彼女にほれ込んでしまいすぎて、俳優として彼女を演じようとするのではなく、彼女自身になろうとしてしまいそうで心配だった」

 またバリ島で恋に落ちる相手として共演したスペイン人俳優、ハビエル・バルデム(Javier Bardem)が、アカデミー賞助演男優賞を受賞した『ノーカントリー(No Country For Old Men)』で冷酷無比な殺し屋を演じたため、当初は緊張していたことを明かした。「『ノーカントリー』のせいで、彼の周りにいるのがちょっと怖かった。けれど撮影の終わりには、こう言っていたわ。『最初は神経質で変わった人かと思っていたけど、素敵で面白い人だったのね』って」

「ハビエルはいいつも元気いっぱい、やる気満々で現場に来て、台本を読もう、ほかのところもやってみよう、試行錯誤して、よしランチにしよう、って。彼がいるとみんなが元気になったわ」(c)AFP/Paula Bustamante

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