【8月10日 MODE PRESS】7月のオートクチュール会期中に、日本のハイジュエリーブランド「アズ コレクション(AS collection)」がパークハイアット・パリヴァンドームにて海外で初のプレゼンテーションを行った。

 同ブランドのジュエリー・プロデューサー佐野敦子(Atsuko Sano)は「日本製に拘り、日常的に身に着けられるリアルなハイジュエリーを、海外でどの様に評価されるか挑戦してみたかった」と語る。会場には世界各国のジャーナリストとバイヤーが集まり、数少ない日本のハイジュエリーブランドとして注目を集めた。

■ラ・フェット
 「La Fête(ラ・フェット、仏語でパーティーの意味)」と題したプレゼンテーションでは、様々なシーンで楽しめる「大人のジュエリーの遊び」を提案。

 ブランドロゴを使用した「EN(エン)」のネックレスは、幾何学模様である「円」の美しさと、人の「縁と縁」を大切にしたいという想いが込められ、一つのモチーフをスピリチュアルに遊んだデザインだ。

 大振りなパステルカラーストーンに繊細にトルマリンが施されたブレスレットは、四方の角にハートのモチーフが隠された「モチーフ遊び」。平和と充実の象徴であるオリーブリングは、葉が重なり合うメタルの瑞々しい美しさをモダンデザインで遊ぶ。更にリングは4方向から装着ができ、4通りの装いを楽しむことができる。

■メンズのハイジュエリーライン
 今回特に注目を集めたのは、海外でも珍しいメンズのハイジュエリーラインだ。「かつてジュエリーは王侯貴族や権力者だけが身につけることを許されていたため、男性優位の歴史でした。今こそ男性が再びジュエリーの真価に目覚める時期ではないでしょうか」と佐野プロデューサー。

 月桂樹をイメージしたシルバーリング、美しくカーブした断面を持つダイヤのゴールドリング、マーキスカボションの流線フォルムを色やラインで遊んだブローチなど、どれも普遍的な魅力とスタイリッシュな造形美が融合されている。

■ ジュエリー・イン・ファッション
 AS collectionでは、ファッションやトレンドの中でジュエリーの遊びのある着こなしをアドバイスしている。ブローチをカチューシャにヘアアクセサリーとして遊ぶなど「外し」のスタイルを推薦し、特別な場所だけでなく、毎日楽しめるジュエリー使いを提案。

 佐野プロデューサーは「ジュエリーとファッションは、それぞれが融合して始めて、更なる個性や美しさを発展させると信じています。正統かつ普遍的な本物のジュエリーは、時代を超えてファッションと進化して行く‘ジュエリー・イン・ファッション’になるべきなのです」と説明する。

 独自の斬新な切り口、こだわりのマテリアルと日本の技術が重なり、高い評価を得たAS collection。今後の展開が楽しみだ。(c)MODE PRESS/須山佳子

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