【7月31日 AFP】パキスタン北西部で、モンスーンの大雨により数十年ぶりの大規模な洪水被害が発生し、30日までに400人以上が死亡した。救助隊や軍部隊による住民の救助も難航している。

 パキスタン北西部および同国領カシミール(Kashmir)地方では、大雨による鉄砲水や地滑りで住宅数百戸と広大な農地が破壊された。また、中国への主要高速道路も寸断されたとの報告もあり、多くの集落が孤立している。

 国連(UN)によると、被災者は100万人近くにのぼるとみられており、カイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州(旧北西辺境州)周辺では少なくとも45本の橋が崩落した。(c)AFP/Lehaz Ali