【7月28日 AFP】アルゼンチンサッカー協会(Argentine Football Association)は27日、理事会を開き、同国代表を率いるディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督(49)との契約を更新しないことを全会一致で決定した。これにより、同監督の退任が決まった。協会の広報担当者が明らかにした。

 マラドーナ監督は今週初め、続投の意志を表明。ただし、アシスタントのアレハンドロ・マンクーソ(Alejandro Mancuso)氏らスタッフの残留を条件として提示した。

 26日には、同協会のフリオ・グロンドーナ(Julio Grondona)会長と会談。国内各紙は、かつてのスーパースターの去就ならびに後任人事をめぐり、激しい報道合戦を繰り広げた。

 1986年のサッカーW杯で同国を優勝に導き、スーパースターとしてあがめられたマラドーナ氏だが、18か月間の監督在任中は、先のサッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で一次リーグをなんとか突破させただけと、精彩に欠いた。

 さまざまなフォーメーションについて果てしなく試行錯誤を繰り返し、代表チームの選手を合計100人以上入れ替えるなど、監督としての資質が疑問視されることも多かった。(c)AFP