【7月20日 AFP】メキシコ湾(Gulf of Mexico)の原油流出事故に関し、事故を起こした油井付近で原油の漏出や異常が検知されていた問題について、原油流出対策の指揮を執るタッド・アレン(Thad Allen)元米沿岸警備隊司令官は19日、キャップを装着した油井口の完全性に脅威を与えるものではないとの見解を示した。

 英エネルギー大手BPと米政府は、油井キャップの完全性を数日間にわたってテストしているが、油井から約1.9キロ離れた場所で漏出が検知されたほか、数百メートル離れた場所でも「異常」を検知している。さらに、「油井口からの少量の漏出」があったとされている。

 だが、アレン氏は「今のところ、深刻な問題ではないと考えている」と語った。(c)AFP

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