【7月12日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)のドイツ代表7試合の勝敗を占い、すべて的中させたタコの「パウル(Paul)」。決勝ではスペインの勝利を予言していたが、11日にスペインが1-0でオランダを下し初優勝を決めたことで、今大会での予言全てが的中するという偉業を成し遂げた。

 一方、準決勝ドイツ対スペイン戦でスペインの勝利を予言したことで、すみかのあるドイツ国内からは「スシにしろ」「炒めてしまえ」といった脅迫メールがパウルの暮らす水族館に届く事態となっていた。逆に、スペイン政府からは「身辺警護」の申し出があった。

 ただ、スペイン初優勝の予言が、パウルにとって最後の仕事になるかもしれない。2歳半になるパウルは人間に置き換えれば「年金受給者」。タコの寿命は一般的には長くて3年だ。(c)AFP