【7月12日 AFP】南太平洋上の1万1000キロにわたる地域で11日、皆既日食が観測された。

 皆既日食は日本時間12日午前3時15分ごろ、トンガの南東700キロの地点から始まり、徐々に東に移動。南太平洋に浮かぶ南米チリ領の小島、イースター島(Easter Island)では同午前5時11分ごろから4分41秒間続き、チリ、アルゼンチンの南部で終わった。

 太陽と地球の間に月が入り一直線に並ぶと、イースター島の真昼の空は暗闇に包まれた。皆既日食を見るために数日前から集まっていた数千人の人たちの間からは拍手が沸き起こった。

 最初に皆既日食が観測できたタヒチでは、息を飲むような光景に、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)決勝をテレビで観戦していた人たちがスクリーンから空に目を移した。(c)AFP/Martin Bernetti

【参考】日食になる瞬間の映像はこちらから(Youtube/AFPBBチャンネル)