【7月1日 AFP】中国の国営新華社(Xinhua)通信は1日、ニュース専門の英語テレビ放送「CNCワールド(CNC World)」を開始した。1日24時間放送する。

 CNCは「China Xinhua News Network Corporation」の略で、アジア太平洋地域、欧州、北米、アフリカで衛星放送、ケーブルテレビ、携帯電話、インターネットを通じて視聴できるという。

 新華社は、「CNCは中国の視点で国際的な出来事を伝えていく。時宜を得たニュースを客観的に報道することで、世界の視聴者の新たな情報源になるだろう」という同社の李従軍(Li Congjun)社長の発言を引用し、CNCは「中国に対するよりよい見方を世界の視聴者に提供する」だろうと伝えた。

 新華社は、ニュースのテレビネットワークを持つ国際通信社は新華社が世界で初めてで、CNCは世界130以上の国と地域で活動している新華社の強みを生かしていくとしている。CNCはすでに1月から中国語による国際放送を始めている。

 各国のニュースメディアが厳しい経営状況にある中で中国が国際放送を強化している背景には、中国政府の見解を広く世界に伝えたいという意図がある。また、外国メディアによる中国報道に対してバランスをとることも考えているだろう。

 中国はメディアを厳しく管理している。政府が直接介入するほか、政府の正式見解に沿わない報道をしたために閉鎖に追い込まれることを恐れ、報道機関が自主検閲することもある。(c)AFP