【6月27日 AFP】「南米一汚い国」とありがたくない呼ばれ方をされるトリニダード・トバゴは、先月同国初の女性首相として就任したカムラ・パサード・ビセッサー(Kamla Persad Bissessar)首相の主導で27日を「ごみ一掃の日」と銘打ち、ごみ捨て対策キャンペーンに乗り出した。

 25日、官民一体で全国的に取り組む「トリニダード・トバゴ清掃美化キャンペーン」の開始を宣言したパサード・ビセッサー首相は、法を厳しくして「不潔な方法で環境を汚す」国民は処罰すると語った。自治体はごみが詰まった排水管の清掃や地域や家庭のごみ捨てを支援し、植樹などによって街の美化を進める。

 緑のあふれた国にしたいというビセッサー首相は、「啓もう活動や清掃に参加してもらうこと、奨励策などを通じ、さらには必要に応じて処罰することも含めて、わが国の環境に光を取り戻したい」と語った。(c)AFP