【6月24日 AFP】スペイン北東部バルセロナ(Barcelona)郊外で23日深夜、夏至祭りに出かけた若者グループが線路を横切ろうとして高速列車にはねられ、少なくとも12人が死亡、13人が負傷した。

 カタルーニャ(Catalonia)州政府の発表によると、事故は午後11時30分(日本時間24日午前7時半)ごろ、バルセロナ南部のカステルデフェルスプラヤ(Castelldefels Playa)駅で発生した。報道によれば、死傷者の多くは夏至を祝う「サンフアン(San Juan)の夜祭り」に出かけた若者だという。

 夜祭りでは、たき火や花火、コンサート、ダンスなどが行われ、海岸が会場となることも多い。若者たちはバルセロナから列車で同駅に到着し、海岸に行くため線路を横切っていて、入線してきたバルセロナ方面行きの列車にはねられたという。

 駅には歩行者用の地下通路が設置されていたが、目撃者証言によると、若者たちが乗ってきた列車は非常に混んでおり、下車した人の多くは混雑を避けようと線路を横切って反対側のホームに行こうとしていたという。(c)AFP